伊賀街道と呼ばれる国道163号線を伊賀から津にかけて走った。その昔、松尾芭蕉も通ったに違いない街道だ。古くて趣き深い祠と樹齢数百年の巨木に守られたバス停があったので、土地の歴史に想いをはせながらしばし休憩する。どこから現れたのか?突如、ものすごい速さで、自転車を押しながらご婦人が通り過ぎた。もしかして「くの一」だったかも知れない。
この連載記事は、賛否両論が寄せられた。特に最後の2行は、書きすぎではないか?と当時は確かmixiで、意見が寄せられたと記憶している。mixiって、響きも懐かしい気がする。
残念ながらこの地は、まだ二回目の訪問ができていない。とても残念ではあるが、さすがに西日本はなかなか行けない。旅費と滞在期間を長くとる必要があるからだ。
冷静に考えてみると、当時よく行ったと思う。自分自身を褒めてあげたい。そうそう日本カメラの連載中だったことが、追い風になっていることは明白である。この記事を書くためにも、気合が入っていたということである。そして締め切りに間に合わせることができた。気が張っていたことを思い出す。
そのほか明瞭に覚えていることは、写真学校時代の先輩の家で昼ご飯をごちそうになったことだ。確か伊勢うどんと称する、つゆがないうどんを初めて賞味した。なぜか?この前日チェーン店ビジネスホテルに、宿泊したことは覚えているが、その屋号などは記録していないので、皆目見当がつかない。そして当時100%モノクロフィルムで撮影していたから、フィルム現像するため、一回の取材につき36枚撮りフィルムを何本を撮影するのか?決めていたが、すっかりその計算式をずっと使っていないので、覚えていない。あたりまえにそして簡単な計算式だったが、どうしても思い出せない。
本題からそれたが、再訪をいずれトライしたいと思う。またその時お会いしたF先輩にも久しぶりに連絡してみようと思った。